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10坪の貸し農園で野菜の自給自足
農業の実際
実際に貸農園で農業をすると、いいことも悪いこと起きます。ブログの主催者は夏の猛暑で大変苦労したそうです。
特に「なす」がなかなか返り咲かない状態が続いたということで、普通なら9月になれば再度花芽をつけてどんどん成長していくはずなのに、これが咲かなくなり、ピーマンもダメだったそうです。
接木苗は摘葉を繰り返せばOKなことがあっても、やはり猛暑でダメなことがあります。ちなみに接木野菜苗は「穂木」になる品種と「台木」になる品種の2種類の苗を育て、お互いのいい部分だけを接ぎ合わせた丈夫な苗のことです。
こんな時もあるということです。又、そうした時ならよけいに夏から冬対応への園の野菜の切り替えが大事になります。
10坪弱という限られたスペースで、密植栽培として収穫量を増やそうとするなら、夏野菜で残すものは残しつつ、冬野菜を定植しなければならず、特にダイコンは播種しないと間に合わなくなります。
ブログ作者の貸農園では、吊るもの野菜を残したままで、その下に防虫ネットを貼ったトンネルを作って冬に向けたダイコン、ハクサイ、キャベツを仕込むそうで、狭い貸農園をフルに活用しています。
もう一点が株間です。通路を大きくとると確かに作業性は良くなりますが、肝心の野菜を植えるスペースが少しになってしまうわけで、貸農園では歩く場所は殆どとらなのが鉄則だそうです。密植でたくさん茂っている状態こそ、充実した収穫量のポイントです。日当たり、害虫、栄養分などの問題があっても、まずは密植栽培にチャレンジしてみることから、経験を積んだ方が、得るものが多いかもしれません。
10坪の貸し農園で野菜の自給自足